2026/03/26 12:22

理学療法士として、
ずっと人の体に触れてきました。

あるとき、
犬の体にも触れる機会がありました。

最初に思ったのは、
「同じだな」ということ。

筋肉の質感、骨の質感、
神経の質感。
手が感じるものは、
人も犬も変わらなかった。

ただ、ひとつだけ
大きな違いがありました。

犬は、我慢しない。

違うところを触ると、
鼻でプイッと手を払われる。
「そこじゃないよ」と。

でも合っているところだと、
体がすっと緩んで、
「ここです」と教えてくれる。

人は少し我慢してしまう。
本当は違うと感じていても、
黙っていることがある。

犬の体に触れるようになって、
僕の手は変わった気がします。

人の体に触れたときも、
「ここじゃない」が
前より感じやすくなった。

犬が教えてくれたのかも
しれません。

大切にしていることは、
人でも犬でも同じです。

自分の想いを押し付けない。
体の声を、尊重する。

それだけのことですが、
それが一番むずかしい。